横好きサイト分析 ーAmazonー Part2
はじめに
Amazonのサイト分析、前回の続きから。
細部に神は宿る
ヘッダーの中央に入る。
ここはユーザーの検索行動を促す機能が集まっている。検索ワードBOXやカテゴリに分類されるものへのリンクが集まっている。ここも一見無造作に項目が並べられているようにも見えるがよくみると色々ポイントがある。
・検索BOXとカテゴリのスタート位置が揃っていることでここが同じ機能を持つ要素のまとまりなのだと分かりやすくなっている。
・Amazon Pointが検索BOXの真下にあることでポイントを多く持っているユーザーに購買を促すことができる(こんなにポイントがあるのであれば何か買おうか)。
・検索BOXの虫眼鏡ボタンを目立つ色の黄色に設定することでユーザーが何をすればいいのか一目でわかるようになっている。
・その目立つ虫眼鏡ボタンの真横に言語切り替えのボタンを設置することで、違う言語のユーザーが切り替えボタンに気づきやすくなっている。
全体的に配置と色が効果的に使用されているのが印象的である。
続いてヘッダーの右側に入る。
ここは注文履歴やログインなどユーザーアカウント関連の要素が集まっている。
この箇所に関してはあまり特出する点はないが、強いて言えばこれだけログイン時のメリットがある、会員登録するといろいろできるというのを示すことで会員登録をした時のメリットをさりげなくユーザーに示していると言えるだろう。
また細かいことだが、展開できる要素には共通して▽を使用することでその意味を統一して表している。宣伝にあたる文書(いまはキャッシュレス払いで5%還元)が一番邪魔にならない右側に置かれているのもポイントが高い。さすがはAmazonといったところだろうか。
さて、ついにコンテンツの中身に入る。
コンテンツの商品部分に関しては前回で述べたとおり、商品の画像が目立つようにか非常にシンプルな構成で表示されているのが特徴だ。それよりもコンテンツ部分で特徴的なのはTOP部分のスライダーである。
このスライダーは他のサイトでは見ない見た目をしている。画像の一枚絵をバンと出すのではなく、背景画像に近いような大きな画像を使用している。その画像も上半分だけを商品の画像に使用し、下半分を色のみという非常に特徴的な画像である。完全に作成時に余計な一手間をかけてまでこのような形式にしているのは一体なぜなのか。それはまた次回に回すとしよう。
終わりに
今回も見ていて思ったが、やはり細かいところにも作り手の意志が見えるのがすごいと思う。私もこういうサイトを作って行けたらいいなと思う。では次回をお楽しみに。
今日の一言
久々に実家に帰ったら綺麗になって驚きました。